より良い社会を実現するための取り組み
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様々な団体と一緒に取り組んでいます
より良い社会を実現するために取り組む薬粧連合活動は社会貢献委員会が中心となって取り組んでいます。2023年度も様々な取り組みを行いましたが今回はクリスマス会での演奏、Japan Heart講演会、AAR Japan講演会をご紹介します。
2022年12月4日に新宿区肢体不自由児者父母の会が主催するクリスマス会に参加しました。「子ども達が音楽に触れる機会を作りたい」という新宿区肢体不自由児者父母の会の方々からの依頼で、クリスマスソングの演奏を提供いただける組合員さん達を薬粧連合で募集し、アステラス労働組合の方々とそのご家族、お友達にお集まりいただきました。当日はあわてんぼうのサンタクロースを始めとするクリスマスソング等、計4曲を演奏し、参加者の方々にもエッグシェイカーや拍手で合いの手を入れていただく等、演奏に参加いただきました。他にもゲーム大会の参加等、限られた時間ではありますが約30名のお子さん、ご家族の皆さんと楽しい時間を共有させていただきました。
2023年5月10日にはオンラインセミナーを開催し、特定非営利活動法人ジャパンハートの吉岡春菜理事長をお招きし、 「医療が届かない場所」をなくす~途上国の貧困層から、日本の患者の心の中まで~と題し、日本国内外でのジャパンハートの活動をご紹介いただきました。小児がんの5年生存率には先進国と発展途上国で大きな開きがある現実や、発展途上国へ医療を届けるために日本から医師を派遣する取り組みを行っていること、さらに、派遣された医師が現地で医療に従事することで得た経験を日本の医療に還元する好循環を生んでいることなどを学びました。たとえ助からないと分かっている命であっても、残されるご家族になるべく後悔を残させないために、また、少しでも「やってあげられて良かった」と思えることを増やしてあげられるようにと考えて行っている種々の活動がとても印象的でした。
2023年6月7日には特定非営利活動法人難民を助ける会(AAR Japan)より東京事務局の中坪央暁さん、藤原早織さんをお招きしてオンライン講演会を開催し、ウクライナ人道支援やトルコシリア地震支援を中心に現地の状況や活動内容についてご講演いただきました。講演の冒頭にAAR Japanが2022年の冬に撮影したキーウの街と歩く人々を映した動画では、一見、街が日常が戻っているように見えたものの、市街地の広場に佇む戦車や、支援物資を受け取る沢山の人々等、戦時下のリアルな状況がそこにはありました。特に戦時下では、小さなこども達やシングルマザー、障がいを持つ方等、平時よりサポートが必要な方が困窮に陥りやすくなります。改めて、私達と同じ時代を生きる世界の人々がどのような現実に直面しているか、継続的な関心を持ち続ける必要性を感じた機会となりました。
より良い社会の実現を目指して、今後も薬粧連合として微力ながら貢献できれば幸いです。
薬粧連合SDGs研究会
SDGs研究会メンバー
薬粧連合が目指す社会を実現するために取り組んでいる様々な活動にSDGsが深く関わっています。
私たち産業別労働組合の役割は自らが関わる産業の振興につながる活動だけでなく、全ての働く仲間のための環境整備や世の中全体を良くしていく活動に積極的に取り組むことを目指してSDGs 研究会を立ち上げました。