ご挨拶
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薬粧連合は医薬・化粧品産業で働く労働者を支えるために存在しています。 医薬・化粧品は国民の生活に欠かせない重要なインフラの一つといえます。いま、このインフラを支える私たちの仲間は非常に厳しい状況に置かれています。我が国は超少子高齢化社会に入り、増え続ける社会保障費に歯止めを掛けるべく、薬価の毎年引き下げが当たり前のように行われています。医薬品の費用は、患者が原則3割を自己負担し、残りの7割は健康保険(保険者)が負担しています。この保険者負担には、保険料に加えて国庫負担も含まれるため、薬価の引き下げは国民の負担軽減だけでなく、公的財源の抑制にも寄与します。一方で、毎年の薬価改定は企業の体力を削ぎ、新たな成長への投資をためらわせるばかりか、成長の源泉たる労働者の雇用を脅かしています。結果として、画期的な新薬の創出、必要な医薬品の安定供給が困難になり、国民生活に影響を及ぼしています。薬粧連合は、この産業で働く労働者を守ることで、国民生活を守っていきたいと考えています。
労働者にスポットライトを 国民生活に欠かせない医薬・化粧品は「そこにあることが当たり前」という見方をされます。重要なインフラである以上、安定的に供給する責任は産業として負うべきものではありますが、その裏側には常に職場で懸命に働く労働者がいることを忘れてはいけません。薬粧連合は、産業を支える労働者一人ひとりに目を向け、声を聴き、活動に反映することで、労働者にスポットライトを当てていきたいと考えています。「人に寄り添い、社会に尽くす」をモットーに、労働者の視点での課題解決に継続的に取り組みます。 変化を積み重ねる、今の時代の労働組合に 変化を積み重ねる、今の時代の労働組合に 近年は価値観が多様化し、一人ひとりが考え、選択する時代にシフトしています。このような状況において、労働組合の役割・存在意義も変わりつつあると考えています。労働組合も進化し続けなければならない、この認識の下で日々の活動に取り組んでいます。 大切にしていることは「小さな変化を積み重ねる」ことです。職場で組合員の皆様と直接接している加盟組織の役員の皆様の意見やアイデアを重要視し、慣習や前例にとらわれずに積極的に新しいことに挑戦していくことを意識しています。薬粧連合って何か面白いことやっている組織だねって思ってもらうことができれば、自然と皆さんに理解・参画いただくことができる組織になると考えています。 労働組合の活動は「面白い」、「楽しい」ことがとても重要だと考えています。楽しければいいわけではありませんが、楽しくないと人は巻き込めません。 連合加盟の意義 最後に、連合加盟の意義について触れたいと思います。薬粧連合は2018年10月の結成以来、連合加盟を志向し、2025年10月に友好参加組織として加盟を果たしました。労働組合の本質は労働者が互いに支え合い、大きな課題の解決に取り組んでいくことです。この支え合いの枠組みにしっかり参画することは、産別の社会的責任を果たすという観点で大きな意義があります。 また、連合の傘の下で同産業内での連携はもとより、関連する他産業との連携・議論を深めていくことは、様々なステークホルダーが存在する社会保障の課題に取り組むうえでは、非常に重要であると考えています。
薬粧連合の活動の原点は間違いなく各加盟組織であり、各職場です。職場で働く組合員の皆様と一緒に、組合員の皆様のための活動を推進していきたいと考えています。引き続き、積極的な活動へのご参画をどうぞ宜しくお願いいたします。 |
会長 松尾 仁雄 |

