【開催報告】10月28日 薬粧連合第1回政策フォーラム2025秋を開催しました
カテゴリ: トピックス
作成日:2025年10月29日(水)
薬粧連合は2025年10月28日、日本製薬団体連合会様の協賛のもと、都内で政策フォーラムを開催し、日本の医薬品産業が直面する構造的課題とその打開に向けた提言を発信しました。
フォーラムでは、グローバル市場が拡大する一方で、日本市場の停滞が続き、雇用や賃上げにも深刻な影響が及んでいる現状を共有。特に、産業の持続性が危ぶまれる中で、労働者の将来不安が高まっていることを報告しました。
この状況を踏まえ、以下の三つの重点提言を示しました:
① 物価高への対応・賃上げ実現のための薬価の一律ベースアップ
物価高騰や人件費上昇を反映できない薬価制度の見直しを通じて、持続可能な賃上げの実現を図る。
② 安定供給に向けた「製造設備」と「教育と継承」への支援
老朽化設備の更新や製造人材の育成・確保に向けた支援を強化し、安定供給体制の再構築を目指す。
③ セルフケアと予防推進による社会保障の強化
セルフメディケーション税制の拡充や予防医療の普及を通じて、国民の健康意識向上と社会保障費の抑制に貢献する。
今後も薬粧連合は、産業の健全な発展と国民生活の安心に向けて、政策提言と対話を重ねてまいります。
資料はこちら

政策フォーラムの冒頭にて、田村憲久衆議院議員よりご挨拶を賜りました
